リトルカブとおかんの介護

おかんの介護で片道約30キロを往復する事になり、購入した黒色のリトルカブと僕、時々おかんのブログです。

リトルカブを買うしかないか?

「ご家族で分担して週何日か、実家に戻られて、介護に参加できませんか?」

 

おかん(母親の事です、以下おかん)

の入院している、病院に方から

電話がありました。

 

自分の母親は、難病指定の病気の

パーキンソン病です。

 

体調が悪化して、いつもお世話

になっている病院に入院して

いていて

 

おかんが退院できるくらいに

体調が回復したのですが

おとんが家に迎え入れるのを

拒んでいるみたいで

 

病院から、緊急連絡先で登録

していた僕の携帯に連絡が

ありました。

 

おとんに連絡を入れると

 

「お父ちゃんひとりで、動かれ

 へんお母ちゃんを面倒見るの

 は無理や」

 

「このまま病院の入院の延長

 を頼もうと思ってる」

 

との返答でした。

 

病院は、おとんが

受け入れを許可しないと

退院の手続きができない

みたいで

 

ただ、おかんはずっと

退院して、家に帰りたい

と言ってるらしく

 

息子である、自分に

「何とかできませんか?」

と連絡があったのでした。

 

パーキンソン病の身内の方

がおられる方は解ると思い

ますが

 

パーキンソン病が進行して

くると、固まったまま

動かなくなる時があります。

 

前回実家に行った時に

おかんのその状態を見ていた

おとんが、おかんに

解らないように

 

イライラしているのを

見てしまったので、嫌な

予感はしていました。

 

おとんはおかんの介護に

疲れてはてていました。

 

そりゃそうだ、いくらおとん

が、おかんの心配をしても

おかんからは、憎まれ口

しかたたかれないで

 

だれにも感謝されず、息子二人

は知らんぷりで、おとんに

おかんを押し付けて

 

自分たちは、おかんの通院にすら

付き合った事すら無いのだから

 いくら夫婦と言えど、限界は

あると思います。

 

おとんも一人で無理してきたん

やろな思うと・・・・

 

お兄に電話をしても、自分の

経営している店の事で身動き

できない状態でした。

 

自分は、実家に通って、おとん

を手伝って、おかんの介護を

する事を覚悟しました。

 

それでおかん退院できるなら

もしかしたら、最後の退院

かもしれないので

 

どうしてもおかんを退院させて

あげたい気持ちがあるのです。

 

でもそこで問題が出てきました。

 実家に帰る交通費の問題です。

 

自分の家から、実家まで通うのに

車も何も持っていない自分は

電車とバスで行くのですが

 

その金額が、往復で2000円

かかります、なので、月に

10日ぐらい通うと、それだけ

で20000円ぐらい交通費に

消えるのです。

 

自分にも家族がいますので

自分の交通費だけで、月に

20000円を使うわけには

いかないのです。

 

かと言って、我が家には

車を買って、駐車場代と

車の保険代や維持費を

払うほどの余裕はありません。

 

そこで目をつけたので、原付

バイクでした、幸い自分も

車の免許は持っていましたので

原付には、乗ることは、できます。

 

 そこでさらに色々調べていくと

カブと言うバイクなら

とんでもない燃費と頑丈さが

あると知ります。

 

最初は、カブって新聞配達や

郵便局の人が乗ってるバイク

やん~と思っていたのですが。

 

調べるうちに、なぜカブが

新聞配達や郵便局の人が

乗ってるのか?をしりました

 

そのうち

「これはカブしか無いわ!」

と思うようになり

 

必死で中古のカブを探すようになり

身体の小さい自分でも、楽に

取り回しできそうな

 

リトルカブに行き着いたのです。

リトルカブなら、片道2000円

かかっていた交通費も

 

ガソリン1リットル分の値段で

往復できるので、往復約150円

ぐらいで済む計算になり

 

その頃には、もうすでに

おかんの為にも

リトルカブを買うしかない!」

リトルカブ以外ないな~」

になっておりました。